2009年11月26日木曜日

スペイン旅行記9月13日(日)

さあ、今日はFigueras(フィゲラス)だ。ジローナより、さらにフランス国境に近い町。ジローナは人口10万人弱。フィゲラスは多分その半分くらい。
でも街中には必ず噴水のあるリッパな広場があちこちに。
こじんまりとした、落ち着いた町である。


右奥の卵が屋上に並んだ建物がダリ美術館。兎に角、変わっている。
ダリは他の多くの芸術家のように貧乏ではなかったようだ。金持ちで、友人を驚かせて楽しんでいたようである。


一つの例。広間に変わった形のソファーと暖炉がある。反対側に、しめ縄の親玉のようなものがぶら下がっており、その向こう側に階段がある。
階段を登り、しめ縄の親玉の間から覗くと、そこには、マリリン・モンローの顔が見える。
目は、壁にかかった絵。暖炉が鼻、ソファーが唇、そして、しめ縄の親玉が髪の毛。
この美術館は写真では分からない。ぜひ、訪問して実物を楽しんで欲しい。

ダリは宝石のデザイナーというもう一つの顔を持っている。
ダリ美術館に併設された宝石の美術館も見ごたえがある。

デザイン画の横に



実物の宝石。

展示方法も抜群。
心臓がドキドキ動いているハート型の宝石など。写真では実感でないのでアップしていません。
これらも、是非、実物をご覧いただきたい。

ダリ美術館の後は、近くの海岸へ。Rosas(ロサス)バラという意味のリゾート地。
フランに近いので、フランス人が多い。フランス人の別荘も多い。
予約が取りにくいので世界的に有名なレストラン、El Buji(エル・ブジ)もこのロサスの高台にある。
日本を出発前に、キャンセル待ちで予約を試みてみたが、残念ながら、われらが滞在する週は何らかの理由で閉店中とのこと。5月から10月までの半年だけの営業で、いまから来年の予約でもう可也一杯になりつつある。一度は、行ってみたいレストランだ。

うって変わった、我らはロサスの海岸にあるカジュアルなレストランで夕食。
例のごとく、一人一品注文して、皆で分け合う。
そんな食べ方ができるのも、カジュアルなレストランのおかげ。

写真がぼけていて、何を注文したのか思い出せない。
多分、エスカリバーダ(野菜のオーブン焼)。

こちらは、羊の肉。







そして、こりもせず、Fideua(フィデウア)。
麺が前回のものと違う。いろんな形のフィデウア(スペイン語ではフィデオ)がある。

こちらは、牛のフィレ。
日本の肉と比べると硬い。
でも、噛んでると肉の味がする。

スペイン旅行記9月12日(土)

いまだに、旅行記が終わらない。

今日は、海岸沿いに北に上がり、Palamos(パラモス)というもう一つのリゾート地から内陸に向かい、La Bisbal(ラ・ビスバル)という焼き物の町へ。
道沿いに何十件と並ぶ焼き物の店を、ブラブラ物色。

大きな焼き物の店の一角で見つけたパエーリャ鍋。
写真では大きさが分からないが、直径80cm以上ある。
別荘の庭で仲間が集まりバーベキューとパエーリャ。
そんな需要があるのだろう。この大きさだと、15~20人前は出来るだろう。


ラ・ビスバルからさらに内陸側に走るとそこは、なつかしのGerona(ヘローナ)、いまは、カタラン語でGirona(ジローナ)という町。20代の後半、3年半住んでいた町だ。ローマ時代からある古い町。細い石畳を上ってゆくと、大聖堂が聳え立つ。2000年以上、時代とともに形を変えながら存続してきた重みを感じさせられる。


ジローナの街中をブラブラしていると、急に風が吹き出し、雨が降り出した。スペイン到着以来、初めての雨。季節が移ろうとしているのだろう。Cafeで雨宿りしていると見る見るうちにRio Ter(テル川)の水位があがる。川に沿って、古い家屋がびっしりと立ち並んでいる。
昔から変わらない(変わり様のない)風景。

もう、雨も止んだ。
ホテルに戻り、ノンビリ、ホテルのレストランで夕食。
翌日は、Figueras(フィゲラス)まで足を伸ばしダリ美術館を見学する予定。